お久しぶりでございます。。。
12月から日本に帰国し、日本で年を越して1月にドイツに戻ってきてから
あっという間でした。
わたしの育児休暇期間も終わってしまい、1月から仕事を始め、
同時に息子をあずかってくれる保母さんも見つけなければならず、
一口に仕事再開といっても前と仕事をする状況はものすごくちがいます。
子供もいながらだと、前とだいぶちがうわーとかいうこと考えだすときりがないので
今あること、できることをやるのみと思ってる?正確には思う暇もないうちに日々過ぎていきます
12月の帰国の際には、故郷伊東で伊豆フィルハーモニー管弦楽団とのラフマニノフ、ピアノ協奏曲第2番の共演させていただき、たくさんの人にお越しいただき、ありがとうございました。
ピアニストの憧れの曲、わたしにとっても本当にあこがれていたこの曲を地元で弾かせていただけて
本当に光栄でした。
家族を連れての初帰国の曲がこの曲で、本当にすばらしい思い出になると思います。
まあ弾いたほうの気持ちとしましては、
むかーし一時期この曲のカセット(なつかしー)、ワイセンベルグのピアノ、カラヤンの指揮のが家にたまたまあったためにいーっつも聴いていたときがあって、すごくかっこいい曲だと思っていて、いつかこんなの弾けたらなーみたいな感じぐらいに漠然と思っていました。
そして共演させていただくことが決まり、
”初めて主人、息子と日本に行ったときにこの曲を弾けるなんて、わたし、もう弾き終わったらオリンピックのときの真央ちゃんみたいに感極まっちゃうかも
”
なんて思ったりもしたわけです。
で、いざ実際練習も本格的に始めて準備していって、はっきりいってそれどころじゃなかったです。
息子をころーんとピアノの横に転がしたまま練習したり、それで機嫌良くしてくれてたらいいけれど、
まあいつもそうとはいかなしいし。
でも、なんとかなるものなんですね。
協奏曲とか共演者がいるものって自分だけが弾ければいいっていうわけではないので
そういうことで結局最後まで無意味に緊張し、
最後は、なんで技術的に練習量が何倍もいるラフマニノフなんだー、
さくっとモーツァルトとか(モーツァルトだって、練習たくさんしないといけないのに!!隣の芝生は青い的な発想です
)じゃなかったのかー、とか
演奏中も一つ過ぎては次々と難所に立ち向かう、みたいな感じで
終わったときは、はあーなんとかやったー
という感じでした。
出産後、やはり日々の育児家事に追われ、ピアノの練習なんて後回し、
というかこういう大きい曲を弾く機会がなかったら練習するということから遠ざかってしまっていたかも。
この機会のおかげで、子供がいても今までやってきたことをなんとか続けていかなくちゃ、ということ
あと、続けていける、ということがじんわりと実感できました。
それがわたしにとって本当にすばらしい経験でした。
この機会を与えてくださった伊豆フィルの皆様、
当日会場に足を運んで下さったたくさんの皆様に感謝しています。
そして主人、家族の協力にも。
わたしたち家族3人での初日本滞在は、本当に思い出深いものになりました。
日本でお世話になった皆様、本当にありがとうございました!!!